発達障害の症状や治療の基礎知識│知る知る学ぶ

成長の段階

笑顔の医師ら

発達の流れを理解する

発達障害は、文字通り人間が発達していく中で原因が作られていく障害ですので、ますは人間がどのような流れで発達していくのかという事を知ることが大切です。人間が発達していく仕組みを知っておけば異常に早く気付くことが出来ますし、どの部分が上手く発達できないないのかを知ることができます。また原因に関しても知っておけば、その原因を作ることがなくなり、最終的に発達障害の予防に繋がります。

親と一緒に過ごす

子供は生まれてからある程度成長するまでは、常に親と一緒に生活しています。その中で、親と一緒にいると安心することが出来るということを知っていき愛着というものが生まれていきます。通常は1歳頃までに愛着が作られます。一人で歩きまわる頃には、親から離れる事もありますが、これからも近くに親がいない不安からすぐに振り向いたり戻ってきたりします。この行動には愛着が深く関係しており、振り返ると親が見守っている姿を見ることで親の愛情を感じ親子の絆に確信を持つようになります。この段階発達を再接近期とよびます。この時に親の愛情を感じることが出来なければ、愛情に対して疑念を持ったり、愛情の確認を行ったりするようになり、そのまま成長してしまうと自殺未遂や自傷行為などを行なうようになる可能性があります。

一人で行動する

子供が、自分自身を認識できるようになると自分がどんな人間かと考える自我という物が生まれます。一般的には、2歳頃に自我が形成されると言われていますが、自我が育たないまま成長してしまうと、自分を大切にしなかったり、協調性に掛けてしまったりというような行動が目立つようになります。自我の形成がある程度完了すると、今度は他人の気持ちを理解するようになってきます。この段階に入ると子供は大体3歳~5歳になっていると思います。もし、この段階の発達が上手く行ってなければ発達障害に見られる症状であるASDになる原因となります。それと同時にこの時期には、動きに制限が掛かる事が多い為、子供は最初の反抗期を迎えるようになります。この時に、子供の中には自律が作られるのですが、上手く発達できないことでADHDになってしまう可能性があります。

自分で考える

6歳には幼稚園などで学習する楽しさを覚えるようになり、もっと色々な事を知りたいという欲が生まれます。これにより、学習するために必要な能力が自然と発達していきます。この段階で上手く発達できていなければ、LDやADHDといった発達障害に繋がる可能性があります。その後、小学校へ入学し集団で生活していく中、自分がどのような人間になりたいのか、という事を考えるようになり自尊心が育つようになります。自尊心が発達していないと、集団の中で上手く馴染むことが出来なかったり、自分をうまくコントロール出来なかったりします。発達障害やうつ病になる原因の中では、自尊心の欠如によるものが多いと言われています。

親の成長

このように子供は、段階を踏みながら成長していきます。これまでの内容を見てみると、子供の間に人間として必要な物を形成していると言えますね。その為、各成長段階でどのような対応を取ってあげるかという親の行動も重要になってきます。子供が一人で成長していくということはありませんので、親も子供に合わせて成長していくということが大切なのかもしれません。また、発達障害になっている子供は各成長過程が遅れることがあるので、正しい時期を知ることで、成長の遅れに気付くことが出来ますよ。